【用語集】A~Z
アルファベットから始まる、メルマガやメール配信でよく使われる言葉や、
知っているといざという時役に立つ用語を詳しく解説しています。
ABテスト
A/Bテストとは、メルマガを送る時の文言、何か商品を売りたいときに掲載する写真、あるいはデザインなどを検討するときに、文言やデザインを変えてランダムに表示し、どちらをクリックしたのか、より多く購入につながったのか、ということをテストすることです。
API
APIとはApplication Programming Interface(アプリケーションプログラミングインタフェース)の略称で、自分のソフトウェアを公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにしたものです。
例えば、ソフトウェアの一部をWEB上に公開することによって、誰でも外部から利用することができるようにします。
そうすることで、自分のソフトウェアに他のソフトウェアの機能を埋め込むことができるようになり、アプリケーション同士で連携することが可能になります。
新しいサービスを開発しやすくなることで、より多くのサービスが生まれ、世の中が便利になっていきます。
BtoC
BtoCとは、Business to Consumerの略で企業と消費者の間の取引を指します。
B2Cと表現される場合もあり、BtoCの対義語として、企業間の取引を表す BtoB(Business to Business)があります。
BtoCでの取引は、必ずしも経済的な合理性や機能的な利便性だけではなく、個人的な感情や、その時の気分によって購入意思が左右されることも特徴の一つです。
CRM
CRMとは顧客管理システムの略称で、年齢、性別などの個人の情報や商品の購入履歴、サイトへの訪問頻度などの行動履歴をデータベースで管理し、顧客ニーズに合ったコミュニケーションを取る施策のことを指します。
行動パターンを分析し、それぞれの顧客にぴったりなサービスや商品を効率よく提供し、満足度を高めることを目的としており、リピート購入や退会防止、ブランドのファン育成に役立てることができます。
CV
CV(コンバージョン)とは、Webサイトにおいてのゴール到達のことを指します。
ゴール到達と言ってもサイトによって、到着地点が様々で、例えば、購入完了や会員登録、資料請求などを到着地点にしていたりします。
コンバージョンを獲得するためには、ユーザー目線での導線やコンテンツ内容の充実化、バナーの調整などが必要です。
コンバージョンはGoogleアナリティクスで目標に応じて設定することができますし、コンバージョン率(CVR)を簡単に知ることができます。
CVR
CVR(コンバージョンレート、またはコンバージョン率)とは、Webサイトに訪れたユーザーのうち、最終到着地点に残った割合のことを指します。
実際にサイトに訪問したユーザーがどのくらい購入に至ったのかやどのくらい問い合わせをしてくれたのかなどをビジネス的な目標達成率を指すことにも用いられる用語です。
また、広告を出した場合に、広告経由のユーザーのコンバージョンレートがどれくらいなのかを把握し、広告料金に見合う割合なのかを検討する指標として利用します。
DKIM
DKIMとは、正当な送信元なのかどうかを証明するためのドメイン認証方法の1つです。
また、DKIMは、メールの送信の際、送信側メールサーバーで、メールヘッダーと本文から公開キー暗号方式を使用し電子署名を生成、メールヘッダーに秘密キーとして渡します。
そして、その渡した秘密キーに対応した公開キーを、送信側のDNSへ登録します。
メール送信の際に受信側メールサーバーは、送信元ドメインのDNSから公開キーを取得し、電子署名が正規なものかどうかを判定しています。
DKIMの場合、中継サーバーを経由した場合でも正しく送信元の認証が行うことができます。
但し、メール本文が書き換えられてしまうような場合、認証に失敗してしまうという側面があります。
HTMLメール
HTMLメールとは、ホームページを作成するときに使用する「HTML」を使用して作成したメールのことを指します。
HTMLを使用して作成することで、メールの文字を装飾したり、画像や写真を挿入したり、背景色を付けたりと表現力の高いメールが作れるようになります。画像や写真は文字よりも伝達できる情報量が多く、短時間でより具体的なイメージをもたせることができるため、メルマガ広告との相性は抜群と言えます。
HTMLメールエディタ
HTMLメールエディタとは、テキスト文字だけのエディタやメモ帳とは違い、HTMLを書く時にHTMLタグが分かりやすく、タグ入力の補助機能など便利な機能がついたソフトのことを指します。
他にもエラー機能がついたエディタやタブの設定やプレビュー画面機能などがついたソフトもあります。
IPS/IDS
IPS
IPSは Intrusion Prevention System の略であり、侵入防止システムということを指します。
不正な通信を検出し通知するほか、その通信を遮断します。
IDS
IDSは Intrusion Detection System の略であり、侵入検知システムということを指します。
IDSは悪意のある第三者からのアクセスや侵入を検出し通知するセキュリティです。
KPI/KGI
KPI
KPIとは重要業績評価指標(Key Performance Indicator)の略称で、最終的な目標達成のために必要な過程を、計測する中間指標のことです。
最終目標を達成するには、どのくらいの行動をいつ起こせばいいのか、そしてしっかりクリアできる状態になっているのかを数値で計測したものがKPIです。
目標達成に向かっているのかを確認するための基準となる数値となるため、正確な数値が必要になるため、定期的にふり返ることが重要となります。
KGI
KGIとは要目標達成指標(Key Goal Indicator)の略称で、最終目標が達成されているかを計測するための指標のことです。
KPIは過程を設定することに対して、 KGIは最終的に達成したい目標を設定するものです。
KPIとKGIの関係
例えば、「メルマガ経由の売り上げを半年で1.5倍にする」とKGIを設定した場合、KPIは以下のようなものが考えられます。
- 新規顧客の獲得
- リピート率アップ
- リピートサイクルの短期化
- CVR(コンバージョンレート)アップ
- 客単価アップ
自社の売上構成や顧客の傾向を分析して、どの部分をより伸ばすことで効果的かを考えると、自然とKPIに設定する項目が決まっていきます。
具体的な設定方法としては、特定の標品と一緒に購入されることが多い商品がある場合、客単価アップをKPIに定めて、その特定の商品と一緒にメルマガでアプローチしたり、新規顧客の獲得をKPIに定めるのなら、新規顧客になりそうな人限定でクーポンを配信する、という方法が考えられます。
KPIはあくまで最終目標達成のための手段なので、同時に複数のKPIを定めたり、期間ごとにKPIを変えたりするのもいいでしょう。
OS
OSとはオペレーティングシステム(Operation System)の略称のことです。
パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコンではWindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが一般的です。
PDCA
PDCAとは、効率的な業務を行うための手法のひとつで、PDCAサイクルと呼ばれることもあります。
PDCAの頭文字はそれぞれ、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)を表しています。
これら4つのフェーズを順次適切に実施し、繰り返し改善することで、事業活動がより効率的になります。
何らかの施策を行う場合、まず始めにその施策の目的や目標値を定めた後、具体的な行動計画に落とし込みます。
これが計画(Plan)のフェーズです。計画に基づいて実行(Do)されます。行動を起こした後または途中で、計画で見込んでいた目標値や動きがあったのかどうかの評価(Check)を行います。当初の計画とズレが生じた場合は、その原因を究明し必要であれば改善計画を立てる(Act)ことが必要です。
PV
PV(ピーブイまたはページビュー)とは、サイトにおいて閲覧者が実際に見たページのページ数を指します。
一回のアクセスにつき平均何ページ見られたかという指標は平均ページビュー数(平均PV)などと言い、サイト運営では重要とされています。
Googleアナリティクスと呼ばれるアクセス分析サービスでは、2014年6月現在「ページ/セッション」という名称で平均PVが使われているため、関連書籍などと表記が異なる場合があります。
Pマーク(プライバシーマーク)
P(プライバシー)マークとは、個人情報保護に関して日本工業規格の指定要件を満たす事業者が、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より付与されるマークのことを指します。
事業者はプライバシーマークを使用することで、個人情報の取り扱いが適切行えているということを示すことができるため、消費者や取引先からの信頼にも繋がります。
SPFレコード
SPFレコードとは、送信ドメイン認証のひとつです。
メールの配信元サーバーが偽装されたものではないと証明する仕組みのことで、なりすましメール(迷惑メールフィルター)対応としてSPFレコードが利用されます。
STARTTLS
通信の際に一度、暗号化しててから開始し更にSTARTTLSコマンドでアップグレードさせて暗号化することを指します。
また、STARTTLSは別名TLSと呼ぼれます。
このようにSTARTTLSを使用し暗号化通信をすることで、外部からのハッキングや、悪質なメールなどを防ぐことができます。
但し、STARTTLSの通信を行うには、送信メールサーバーと受信メールサーバーの両方が、STARTTLS に対応している必要があります。
UI(ゆーあい)
UIとは、 ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のことを指します。
UIはユーザーとの接点でもあるため、ユーザーに触れるものは全て UIと見なすことができます。似たような言葉に UX(User Experience)がありますが、こちらは ユーザー体験を意味し、ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験を指します。
UX(ゆーえっくす)
UXとは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で、ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験を指します。
似た単語として、UI( ユーザーインターフェイス、User Interface)がありますが、こちらはユーザーと製品・サービスの接触面を指した言葉です。UIを改善することで、UXを高めることができるため、まずは UIを改善して全体的に UXを高めていくことが多いです。しかし、 UXを高める方法は UIの改善だけではなく、例えば ECサイトならリードタイムを短くすることもUXの向上には役立ちます。
WEBメール
WEBメールとは、WEBブラウザを通じて電子メールの送受信・作成・編集・検索などができるWEBサービスのことを指します。
例としては、Outlook.com、G-mail、Yahoo!メール、gooメールなどが代表的で、これらは「フリーメール」と総称されます。サーバー上でデータを管理しているため、インターネットに接続できる環境であれば、自宅以外のパソコン・携帯電話・スマートフォン・タブレットなどでメールを送ったり読んだりすることができます。
WEBメールと対立するものとしては、自身のPCに依存している「メールソフト」があり、メーラーとも呼ばれる。代表的なものとしては、Thunderbird、Becky!、Windows Live メールなどがあります。
WEBメールとメールソフトのどちらにもメールマガジンを送る際は、文字化けする場合があるため、これらの文字化けが起こるとメルマガ退会や受信拒否が懸念されます。配信前に各WEBメール、メールソフトで正しく表示されるかテスト配信しておいたほうが安心でしょう。
WordPress(ワードプレス)
WordPressとはオープンソースタイプのブログソフトのことを指します。
もともとワードプレスはブログ作成のために作られたCMSと言うコンテンツマネジメントシステム(Content Management System)の略で、コードが分からない初心者でも、ブログやサイトを簡単に作成できるシステムのことです。
最近では、レスポンシブ対応のデザインも増え、SEO対策も充実しているものもあります。