初心者必見!開封率を20%アップさせる秘策
「せっかく書いたメールなのだから、なるべく多くの人に読んでもらいたい」と思うのは、メルマガを作成した人にとっては当然のことだと思います。
開封率を上げるためにはどのようなアクションが必要なのか、またそのために必要な知識とは何なのか、詳しく解説していきます。
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開封率とは
開封率とは、一度の配信で送信したメールの総配信数から、エラーなどで届かなかった数を引いた配信成功数に対して、何通のメールが開封されたかをパーセントで表したものです。
開封率 = 開封数 / ( 総配信数 – エラー数 )
例えば、10人の読者に対してメールを配信、10人全てにメールが届いたとして、3人が開封をした場合、開封率は30%となります。
開封率【0.3】= 開封数【4:対象者】 / ( 総配信数【10】 – エラー数【0】)
開封率を見ることで、「誰に・いつ・どんな件名でメールを配信すると開封されやすいか」の検証が可能です。
メール販促において開封率は、配信 > 到達 > 開封 > クリック > コンバージョンのちょうど真ん中の、メールの受信後に受信者が起こす一番最初のアクションを示す重要な数値です。
開封率の目安
一般的にメールの開封を測定する方法は、HTML形式のメール本文内の画像を読み込んで開封とみなす手法が主流です。つまり、HTML形式のメールでないと開封率の測定はできないので、ご注意ください。
しかし、HTML形式のメールであっても受信端末の設定によって、画像が表示されない場合は開封したと見なされず、測定はされません。
開封率の目安としては、一般的に25~40%が適切なメール開封率だとされています。
ですが、開封率はメールを配信するターゲット・曜日や時間帯・件名などによって変わってくるので一概にこの数字が正しいとは言えません。
開封率アップのポイントは4つ
一番重要!まず件名
件名こそ、メルマガが開封されるか否かの重要なカギを握っています。
メールボックスには、毎日何通ものメールが届いています。開封してもらうためには、いかに他のメールと差別化を図るかを念頭に受信者に「刺さる」件名を考えましょう。
しかし、インパクトを重視するあまり「盛りすぎ」るのは逆効果です。メルマガ本文の内容にあった件名にしてくださいね。
件名:良い例
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件名の頭に店名・サービス名を入れると、どこからのメールか一目でわかるので統一感が出ます。
店名以降も、内容が端的にわかるようになっていますね。
にゃん次郎のもふもふ通信 Vol.222
こちらはメルマガの内容にはあえて触れないシンプルなパターンです。連載形式であったり、発信元に充分なファンがいる場合に適した件名です。
件名:悪い例
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強調するためのすみつきカッコ【】が複数使われているためパンチに欠けます。
アーティスト名などは可能な限り正確に表記した方がベターです。
こんにちは、にゃん次郎です。今日のもふもふ通信もよろしくお願いします。
この例だと、わざわざ件名にするようなものか?と感じますね。
この号ならではの情報や発行日・通し番号などを入れると良いでしょう。
差出人名の設定もお忘れなく
差出人名がきちんと設定されている方が、メールアドレスがそのまま表示されているよりも、どこからのメールなのかが一目でわかり安心感があります。
差出人名:良い例
メルマガdeco
差出人名:悪い例
info@meilmagazine_deco.jp
差出人名が設定されていないと、多くの場合メールアドレスがそのまま差出人名として表示されます。
大手企業のドメインなどはすぐにわかりますが、設定をしておく方が受信者にとって親切でしょう。
ベストな配信タイミングは?
時間帯
朝・昼・晩から、もっと具体的に 通勤/通学時間・ランチタイム・昼下がり・帰宅時間など、メールを見るタイミングは読者のライフスタイルによってさまざまです。
ビジネスマン向けなら朝夕の通勤時間やランチタイム、主婦向けなら子供を送り出した10時以降や、一日の家事がひと段落した夜などがよく読まれる傾向にあります。
どんな種類のメールであっても、深夜と早朝は避けたほうが良いでしょう。
曜日
メルマガの種類や発信者の業種によって、メールを送る曜日も変えましょう。 ニュースレターやリマインドメールなど、知識や情報を提供するメールは火曜日に、セミナー申し込みや商品購入など、クリックを促すようなメールは週末の金曜日がいいとされています。
月・週
月が変わった直後や、月末のお給料日後にもメルマガの開封率がアップする傾向があります。
言いたいことは冒頭で
携帯電話のメールアプリや、メールソフトによっては、メールを開封する前でも冒頭数文字~10数文字がプレビューとして表示されます。
このタイトルにあたる箇所でメルマガの中で一番伝えたい内容をアピールしましょう。メールの中身に興味を持ってもらえたら、開封してもらいやすくなります。
開封率に関する豆知識
ライトな内容で多くの読者にアプローチをするか、細かくセグメンテーションした読者にディープな情報を発信するか、メルマガを配信する対象や内容によって開封率の数値は大きく異なります。
メルマガが開封されたとしても、流し見程度の閲覧であったり、メールボックスから複数のメールをまとめて開封されていたりなど、必ずしも読者がメールの本文を「読んでいる」とは限りません。あくまで目安程度に考えておきましょう。
おわりに
良いメルマガはP(Plan・計画)D(Do・実行)C(Check・検証)A(Action・改善)の繰り返しを行うことで近づきます。メルマガを配信した後は開封率をきちんとチェックして、次回の改善の材料にしましょう。
メルマガの効果は一朝一夕に出るものではありません。思うような効果が出ずともすぐに諦めずに、試行錯誤をすることが大切です。